NHKで放映されたクライマーズ・ハイを再放送でも見逃し、ついに DVDを借りてきて観た。原作の小説は実は出版されてすぐ読んだのだけど、かなり原作に忠実で、いい加減になりがちな登山のシーンも谷川岳の一の倉沢衝立岩(小説に登場した谷川岳の本当の岩場)で実際にロケしたらしく、見応えがあった。ちょうどこの頃やっていた氷壁に比べ、登山シーンはリアルで圧巻。因に谷川岳は世界一遭難者数の多い(通算800人弱)ワーストオブワースト1。日航機事故も航空機事故としては歴史上ワースト1。そうゆう意味では魔の山が二つも抱えているのは群馬県ってことになる。
舞台は地方新聞社で(小説では上毛新聞社)で、かなり仕事に熱いおやじ魂炸裂で、かっこ良かった。「貴様!」という台詞を久しぶりに聞いた。実は自分も昔ある新聞社の内定をもらって(僕は編集局のデザインセクションだったが)研修は記者のたまごたちと一緒で、地方支局まわりをしたことがあるが、そこの空気も同様のものだった。(ちょうどそのとき原発施設の臨界事故があって、その支局の管轄だったため)。御巣鷹山事故は20年まえだが、携帯もモバイルも無い時代。新聞が最新のメディアで合った時代をテレビをみていて実感。
ところで、先週末は東京近郊の岩場にクライミングに行った。(僕たちはフリークライミングのみ)いわゆるゲレンデといわれる、どっちかっというとアルパインクライミング(登山系クライミング)の練習場でフリークライマーの少ない場所だが、年配のクライマーがかなり多かった。きっと番組に触発されたのかな?60才ぐらいになってもフリークライミングつづけていたいなっと、ここでもしみじみ。。
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