大阪万博のブラジルパビリオンを手掛けたパウロ・メンデス・ダ・ローシャ が建築界のノーベル賞ともいわれるプリツカー賞受賞を受賞した。
パウロ・メンデス・ダ・ローシャは1928年生まれのブラジル建築界の巨匠。今回の受賞に先立って、2000年にはミースファンデルローエ賞も獲得している。
メンデスは主にコンクリートも用いた設計をブラジルに多く残している。本人曰くの"ブラジリアン・ブルータリズム"といわれる工法はコスト的にも優れていることで知られる。以下、私見だが、粗野になりがちなコンクリート建築にエレガントなパイプの曲線がアクセントになっており、ラテンミュージックのような陽気な印象を受ける。パイプ椅子については既にこのブログにてふれているが椅子は手すりを開発した際のスタディとなっているのではないだろうか?
主な作品
1950, Paulistano Athletics Club in São Paulo, Brazil
1970, Brazil's pavilion at Expo '70 in Osaka, Japan
1986, Brazilian Sculpture Museum in São Paulo, Brazil
1987, Forma Furniture showroom in São Paulo, Brazil
1993, Pinacoteca do Estado in São Paulo, Brazil
リンク: Inhabitat
リンク: Wikiphedia
リンク: Brutalist architecture
パウロ・メンデス・デ・ロカをパウロ・メンデス・ダ・ローシャと改めました。
投稿情報: jam | 2006-04-19 12:20