伝説的なクライマーが先日ヨセミテのリーニングタワーの登攀中、事故で亡くなった。(ラペリング中の事後とのこと)。今アメリカのメディアではその事故原因が波紋を読んでいるそうだ。
http://sports.espn.go.com/sports/news/story?id=2638842
トッドスキナーはエルキャピタンのサラテ(というルート名)をフリー化したクライマーとして知られるが、一般にはその偉業よりも、『頂上の彼方へ 究極の山から得た40の教訓』の著者としてのほうが有名かもしれない。この本にはスキナーが数多くの困難な登攀から得た教訓が書かれている。トッドはまた、(アップル社やAT&Tなどにしばしば呼ばれ、講演していた。おもしろいことにその教訓というかフィロソフィーは、多くのビジネスマンたちに熱狂的に受け入れられたとのこと)。実際読んでみたがやや自己啓発的なところもあるが、何だかやる気がわいてくる栄養ドリンクのような本だった。
さて、本題。トッドスキナーほどの人がなぜ事故にあったか?経歴から判断するにその疑問が湧くのも容易だ。
ケアレスミスなどといった可能性は薄いだろう。はては自殺か?はたまた殺人だろうか?まさに「氷壁」を現実化したような話。もっとも、一説によるとハーネスのベルトが外れたという説が有力。
たとえ完全に装備の不具合だとしても、それにしても、これだけの人が事故るのだからと、、戒めになる。
クライミングを始めてからはや5年。ダブル9mmロープは一度買い替えたが、シングル10.5mmはまだ一度も買い替えていない。ATCやヌンチャクもしかり。装備の劣化を考えると、もうそろそろ買い替え時だろうか?
[オフィシャルサイト]
http://www.toddskinner.com/
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